2011年4月8日金曜日

4月7日 石巻、大揺れ~「ここの職員さんの動きをみていると、涙が出てきそうになるんや」~

昨晩は車中泊していましたが、23時30分頃の大きな揺れで目を覚ましました。目を開けた瞬間に稲妻の様に光が横切って、その次の瞬間には全ての電気が消えました。

その後、すぐに大きなサイレンが鳴り響き、津波警報が発令され、ひたかみ避難所の避難者の方を別の避難所に移動することになりました。真っ暗の中でも冷静に職員の皆さんは対応されていました。この対応は、すごいなと思いました。

その後、誤報だったかもしれないのですが「津波警報」が「大津波警報」というアナウンスに変わり、それを耳にした人たちは動揺しました。僕もその一人。

一瞬ですが、津波がここまで来る最悪のパターンが頭をよぎりました。わずかに「ここで、死ぬのかもしれない」という恐怖を正直に感じました。

ひたかみ園は3.11の時に、第三波で近くの川があふれ、本当にわずかなところで難を逃れたと聞いていたので、ここにまで津波がやってくる可能性が十分あったからです。

救急車のサイレンと避難を促すアナウンスに混じって、「ごぉぉ…」という音に誰かが気づきました。「この音、水の音かしら…嫌だわ…」その言葉に妙なリアリティがあって、この場所に水が流れてくる光景を想像しました。(実際はそうではなかったのですが)

冷静になれたのは、今、支援スタッフのコーディネートで一緒に組ませていただいている、相楽福祉会の廣瀬明彦理事長からの電話があったからでした。(奇跡的にあの最中、携帯がつながったのです)「片桐さん、津波1メートルらしいです。そんなに大きくないみたいです」

こういう時、現場が一番情報が希薄になります。こういう情報で冷静になれました。複数の車に乗って全員で別の場所に避難。そこで明るくなるまで過ごしました。初めて感じた種類の恐怖でした。

「ここの職員さんの動きをみていると、涙が出てきそうになるんや」一緒に来ていた相楽福祉会の永井元さんが、この最中、本当に冷静に対応されていた職員の皆さんのことをそんな風に表現されました。

僕も、同じ気持でした。